ムラサキツメクサ(紫詰草)とは、野原や畑で見かける
クローバー(シロツメクサ、白詰草)
とよく似た姿形をした赤紫色の花を咲かせるマメ目マメ科シャクジソウ属の多年草です。
シロツメグサより草丈が高く、茎が直立し、花柄が短いので花は葉の真上に咲きます。
小花をたくさん集合させて球状で可愛らしい形をしています。
葉や茎に薄い毛が生えており、葉中央に白いV字型をした斑紋が入ります。
葉の数は大体3枚から構成されますが、稀に4枚のものもあります。
当初は鶏や兎等の牧草として南欧から輸入されたものですが、その後、野生化しました。
一般名:ムラサキツメクサ(紫詰草)
学名:Trifolium pratense L.
別名:Red clover(レッドクローバー)、アカツメクサ(赤詰草)
分類名:植物界被子植物真正双子葉類マメ目マメ科シャクジソウ属ムラサキツメクサ種
原産地:南欧
生活型:多年草
草丈:20〜60cm 草姿:直立 茎:毛がある
小葉:楕円形でV字の模様あり 葉形:3出複葉 葉柄:1〜4cmの長い葉柄あり 葉の付き方:輪生 葉縁:波形鋸歯 葉縁・葉裏:有毛
花序形:単頂花序・頭状花 花序長:3cm 花色:桃色 花弁:蝶形花が球状に集合 花弁数:多数 花弁長:1.7cm 開花期:5〜10月 花柄:無か超短い 萼片:5裂 花は受精しても垂れ下らない
種子形:扁平で倒卵形 種子長:0.2cm 種子数:1 種子長:0.17〜0.2cm
●マメ科シャジクソウ属の仲間
アカツメクサ(赤詰草)
クリムソン・クローバー'ストロベリー・キャンドル'
シャジクソウ(車軸草)
シロツメクサ(白詰草)
■関連ページ
アカツメクサ(赤詰草)
(若洲人工磯、2008年4月27日)
気仙沼、2005年7月17日
ア行の花
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